終戦記念日=抗日勝利60周年記念日

毎週月曜日は上海から張家港への移動。

移動車中のラジオでは、日中メディアの代表者(日本は共同通信の記者、中国はCCTV中央テレビ局の方)が、抗日勝利60周年記念イベントか、"中日関係をいかに改善すべきか"をディスカッション。


一言で言えば、イヤーな内容でした。


CCTVの方は、自国のメディアコントロールについては言及せず、日本への要求のオンパレード。実際には、文化・経済交流はどうあれ、このままでは反日感情は収まらず、日本製品ボイコットも続くだろう。だから靖国問題はこうあるべきだ・・・・だそうで。脅迫じゃねーか、それじゃ。


共同通信の方は、"別にそこまでして仲良くしてもらいたいわけじゃないんだけど i am not begging for friendship, you know..."、と言わざるを得ない。


もっと、中国側から我々もこうすべきだ、といった建設的な意見が欲しかったです。ちょっとがっかり&やっぱりな、という感覚。


日本政府の対応にあまり誠意が感じられないことは理解します。その点、本当に心から謝罪します。それでも、ここまで簡単に反日感情を産みやすい土壌を作ってしまったのは、中国政府とメディアでしょ。そこも理解しなきゃ。


そこからやっとスタートだと思う。やっとイーブンな議論ができるようになる。


なーんて夢のような世界で、テレビでは連日抗日勝利記念番組が放送され、僕はひたすらテニス中継を貪るように観る。


ちなみに、ディスカッションは英語だったので、クリアーに理解できた。ちょっと悲しい事実ですね。


日中関係の今後について、一般人の意見を多数掲載していて、おもしろいです。

http://www.nikkei.co.jp/neteye5/tamura/20050814n188e000_14.html


それにしても、日本が帝国主義化してるとかって、海外からはそう見えるのかなー。そう見えるように報道してるだけじゃないのか???僕の感覚はおかしいのだろうか???この1年ずっと悩んでます。全くもー。