美容師さんの話

今朝もムクっと起きては中山公園でランニング。拳法使い・気孔使い?、社交ダンス、太極拳を嗜むご老人がたくさんで、走っていても退屈しない。


ほんで、今日は初めて日本人の美容師さんに髪を切ってもらう。言葉が通じるって最高。&立ちシャンプー(*)じゃないことに感動。

(*)こっちは、洗髪は鏡の前で立ったまま行われる。水を使わないのに、見事に泡立つ様&泡を絶対こぼさない技術は素晴らしいです。


美容師さんの中国人スタッフ評がとても興味深かった。彼はこっちで数年働いていて、もちろん現地スタッフの教育も彼の仕事。ただし、ちょっと今はあきらめ気味だそう。彼曰く、こちらのスタッフは平均的に清潔好きでなく、整理整頓ができず、あまりに無頓着すぎる。美容師という"人を美しくする"仕事に従事する人自身の身の周りが美しくない。これが美容師という仕事において決定的な欠点になるのだそう。


なぜ決定的かというと、これは教えられることじゃないから。つまり、自分でなんとかできることじゃないと。技術の類と違い、人の素地・性格に近い性質・国民性のようなもので、教えていこうとすれば、だんだん自分が”おかん”化するしかないわけです。例えば、ロッカー整理しなさいよー、はさみはきちんと引き出しに片付けなさい、タオルはちゃんとたたみなさーい、身だしなみは気にしなさーい!!!!こんなことから教えてたらやってられんわな。


ふと、これは僕の仕事にも共通することだなと思う。美容の仕事じゃないので、決定的だとは思わないけれど。少なくとも僕の力で変えられることはあるけれどね。仕事面ではカリカリしていて、これやった?あれは?なんでやってへんのー???って"おかん化"するけど、不思議と普段は社員が"おかん"のように僕の面倒をみてくれます。とっても不思議な関係。


美容の話に戻す。

中国人スタッフは、技術を覚えることは日本人より早いのだそう。でも応用が利かず、お客さんの頭の形に合わせて切る、ということができる子が少ない。例えば、絶壁のお客さんがいて、それを隠すようにカットすることを覚えれば、次のお客さんが絶壁であろうがなかろうが、ずっとそのカットを続けていく。なんでこの人にはこのカットか・その根底にある理由が分かって、技術を覚えていない。


これもなんか分かるなー。指示してたら、まさに指示どおり。次も指示をださなきゃやらないし、状況が変わって毎回やることが同じ。すべては"なぜこうするのか"を考えて行動しないことに問題はあるのじゃないかなと思う。

考えないから、状況判断ができない。結果、気が利かない。多分勝手な状況判断して余計な責任が付いて来るのを本能的に避けているのだろうと思う。

なぜこうしなくちゃいけないかをきちんと理解させた上で、指示・ガイドする。これが重要だなーと。


美容の話にまた戻すと、

彼らは技術は覚えることは得意。でも応用がきかない。だから勿体無い。なんか、美容師さんと発言はとても示唆に富んでいて面白かったです。


髪を切ってからは、久光という日系?香港系百貨店にてエビコロッケサンドイッチをランチに購入。うまーい。


で、テニス2時間。久々に会ったKさんはめっちゃうまくなってて、ビビる。僕はといえば、フラット気味で打つことと、攻め抜くことを注意して打つ。フラットはもう少し練習が必要かな。


で、今から”パーティいかなあかんねん”